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不払い請求の判例
 ◆ 事例その1   
ビックカメラを書類送検 残業代不払い1億2千万円 (2月25日 共同通信発)

社員に不払い残業を続けさせていたとして、東京労働局は 25日、労働基準法違反(割増賃金不払い等)の疑いで家電量販店大手ビックカメラ(本部・東京都豊島区)と新井隆司社長(58)ら役員八人を東京地検に書類送検した。労働局はこれまでの捜査で、不払い額は1億2,000万円あまりに上り、新井社長ら役員が不払いを指示していたと認定した。著名企業の社長が同容疑で立件されるのは異例という。

調べによると、同社は2003年 12月〜2004年 11月に東京の池袋本店や新宿西口店でフロア責任者ら主任職計110人に対し総額1億2,700万円の残業代を期日までに支払わなかった疑い。
また 2004年4月〜 11月には約 280人の社員らに労使協定で定めた残業限度時間( 80〜 110時間)を超えて残業させたという。
東京労働局はビックカメラ元社員からの告発を受け調査。昨年 11月 25日、この元社員に計 185万円の残業代を支払っていなかった疑いで家宅捜索し、実態の解明を進めていた。
 ◆ 事例その2   
2003/02/04 東京新聞

東京都羽村市の特別養護老人ホーム「神明園」で従業員らに残業をさせたのに割増賃金の不払いで、青梅労働基準監督署は3日、労働基準法違反(割増賃金不払い)の疑いで同園を経営の社会福祉法人「亀鶴会」理事長中村忠雄容疑者(59)を逮捕した。
サービス残業で経営者の逮捕は全国で初めて。

調べでは、中村容疑者は妻の同園園長(59)と長男の副園長(33)、事務管理室長(39)の3人と共謀、同園設立の1999年4月から、従業員の時間外労働について割増賃金を支払わなかった疑い。
中村容疑者は容疑を否認している。同労基署はほかの3人からも事情を聴いている。 同園では従業員のうち約40人が月平均50時間、多い人で月百時間の残業をしていたにもかかわらず、多くても3、4時間分しか支払われていなかった。未払い賃金は一ヶ月当たり計250万円、総額で約1億円に上るとみられる。
同労基署は、2001年9月に是正勧告を行ったところ、同園から「賃金を支払った」と報告があった。
しかし、その後も内部告発があり、昨年9月に同園などを家宅捜索した結果、押収したパソコンなどからタイムカードを改ざんして残業代を支払っていないことが判明。
同労基署は、さらに証拠隠滅の恐れがあることなどから逮捕に踏み切った。


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